楽器メーカーのローランド創業者とAppleの繋がり

2017年4月1日、楽器メーカーのローランド創業者の梯郁太郎氏が亡くなりました。87歳でした。梯郁太郎氏は、電子音楽制作の世界標準であるMIDIの考案者、開発者でもあり、その功績により共同開発者のデイブ・スミス氏と一緒に2012年にグラミー賞を受賞されています。最近は、ローランドを退社し、新たに設立されたATVという会社でドラム音源などの新しい音楽機器の開発に取り組まれ、2015年の新製品発表会にも、ますます意欲的な姿を見せておられました。

その梯郁太郎氏の最近の記事を見ますと、MacBook を使われているようですね。

https://guardian.ng/art/roland-founder-grammy-winner-ikutaro-kakehashi-dies/

実は、梯郁太郎氏はApple製品がお好きで、Apple IIが出た当時(1977年頃)に台湾製の互換機を入手して組み立て、Apple IIとそっくりなのでURI II(ウリ フタツー)と命名、ご丁寧にも Roland URI II KAKEHASHI ELECTRONICSという銘板まで付けておられたようです。

ただ、Apple(当時はApple Computer)はいずれ楽器の世界にも出てくるのではないか、という危惧から、Apple製品は愛用するけど、会社としてのAppleとは意識的に距離を置かれていたそうです。

しかしAppleは、ビートルズの版権管理会社のApple Corpsとの訴訟問題の和解条件として、直接音楽事業に参入できないという縛りがありました。このため、Logicなどの音楽制作ソフトの会社を買収したり、iTunesショップといった展開はしたものの、楽器などを作ることはありませんでした。

梯郁太郎氏も1994年には、AppleのQuickTimeにローランドのGM音源を提供するなど、一定の関係を保たれていたようです。

梯郁太郎氏とAppleの関係、私も最近まで知りませんでしたが、いろいろなエピソードを知り、少し嬉しくもあり、もう梯郁太郎氏という偉大な人物が新しい製品を発表されることはないという寂しさも感じています。

梯郁太郎氏の功績をたたえ、ご冥福をお祈りいたします。

写真右が梯郁太郎氏。

参考記事

http://www.dtmstation.com/archives/51993989.html

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/02/news026.html

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/04/news054.html

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